1: 2019/05/02(木) 20:46:10.45 ID:i/LpBcJV9
クルマ漫画の金字塔『頭文字D』が表現した臨場感とリアリティ
平成の名作漫画を振り返る
1995~2013年にかけて『ヤングマガジン』で連載されたしげの秀一作の
『頭文字D』(イニシャルディー)。通称「AE86(ハチロク)」と呼ばれる車を
操る主人公・藤原拓海が、「我こそが峠最速」と自負する車乗りたちと速さを
競い、バトルを繰り広げる物語だ。豪快なドリフトシーンやリアリティ溢れる
デッドヒートは多くの読者の心をつかみ、クルマ漫画の金字塔となった。
今回は、平成を代表する名作漫画『頭文字D』の魅力に迫った。
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◆フィクションだけど非現実ではない『頭文字D』の魅力
主人公の乗る車「AE86」は、1983~1987年にトヨタ自動車で作られた1.6Lの
エンジンを積む後輪駆動の小型スポーツクーペ。正式な車名は「スプリンタートレノ」。
グレードは最上級の「GT-APEX」だ。車検証に書かれた車両型式番号の「AE86」から
別名の「ハチロク」、黒白のツートンカラーから「パンダトレノ」と
呼ばれることもある。
作品が描かれはじめた頃、実はすでに一昔前の車となっていた「ハチロク」。
設計も古く、パワーも劣り、時代遅れな車である。しかし、主人公の藤原拓海は、
実家「藤原とうふ店」の豆腐配達を手伝い培ったドライビングテクニックで、
意のままに車を操り、新しい設計で馬力もある車たちを次々と倒していく。
主人公が豆腐を運びながら腕を磨いた場所(作中には秋名山として登場)と
噂される群馬県・榛名山の麓にある「レーシングカフェ ディーズガレージ」。
ここでは、『頭文字D』の魅力に触れることができる。経営者の岡田誠さんは、
「ハチロク」の魅力を次のように話す。
「今、素の状態の『ハチロク』を運転してみると、古い時代の車で頼りないです。
でも、車が軽く感じられ、自分でコントロールしていることがよくわかります。
乗っている人の腕が試される車、ドライバーを成長させる車と評されますが、
その通りだな、と。主人公の藤原拓海は、バトルする峠の下り坂『ダウンヒル』で、
簡単には負けません。いかなる強敵が来ても勝つ、という世界は、個人的にとても
気持ち良く読める設定です。
でも、不思議なもので、現実離れは起こしていないんです。私は免許を取ってから、
作品にも出てくるマツダのスポーツカー『RX-7』を乗り継ぎ、峠道も走ってきました。
車をよく知る人が作品を見ても、ダウンヒルの『ハチロク』なら、あの結末が
現実的にあり得ると思えるんです。あくまでもフィクションなのですが、
非現実ではない。そこがおもしろいんです」
(以下、ソース元にてご確認ください)
FRIDAY(取材・文/油野崇、5/2(木) 8:00配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190502-00010003-friday-ent
1995年に連載が開始した頭文字Dは18年もの長期に渡って多くの読者を魅了した
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