1: 2019/02/17(日) 11:56:03.03 ID:lK9dWQ6J9
「日本人お断り」の観光列車が1月31日、北の大地を駆けた。使用が予定された車両は、バブル期にスキーリゾートを訪れる旅行者を運ぶために製造されたJR北海道の4両編成のディーゼル車両「クリスタルエクスプレス トマム&サホロ」キハ183系だ。
クリスタルエクスプレスの先頭部は運転席を2階に設けて客室に大きな窓を備え、2階建ての中間車両を連結している。
まるでJR九州の観光列車「あそぼーい!」の先頭車両と、近畿日本鉄道の「しまかぜ」の中間車両の“いいところ取り”をしたような豪華な仕様だが、経営不振に陥ったJR北海道が合理化へまい進する中で力走する姿を眺められる機会はまれだ。
“乗車拒否”に遭った形の日本人の鉄道愛好家からは不満の声が渦巻きそうだが、そこには「大人の事情」がある。
JR北海道が単独では維持困難としている10路線13区間に含まれた釧網線〈釧路(釧路市)―網走(網走市)〉について、北海道は釧路湿原や阿寒湖、摩周湖、知床半島などを訪れる観光客の利用を促して存続させる道を探っている。
そこで助成金を出し、拡大する外国人旅行者の潜在需要を探るために、クリスタルエクスプレスで釧網線を網走から釧路へ南下させることを計画したのだ。1人当たりの参加料金は、ホテルの1室2人利用で2食付き3千円と激安だ。
晴れ渡って一望できた北海道弟子屈町の摩周湖(上)と、仕切り扉に「関係者立入禁止」と記されたクリスタルエクスプレス車内の先頭部分=2018年1月28日
実は予定が変更になって当日は同じキハ183系の団体用車両「ノースレインボーエクスプレス」で運用されたのだが、私はクリスタルエクスプレスが走った場合の光景を鮮明に思い浮かべることができる。
実は1年前の昨年1月に同じ釧網線の網走から釧路までをクリスタルエクスプレスで移動するツアーがあり、その際は日本人にも門戸が開放されていたため参加したのだ。そこでクリスタルエクスプレスに乗ったことがない方に、乗車体験をお伝えしたい。
私の座席は2階建て中間車両の2階で、2席同士が向き合ったボックス席だ。木製のテーブルを配置し、大きな窓からの景色を楽しみながら飲食ができる。網走を出発して約30分後、風雪に耐えてきた木造駅舎が残る北浜(網走市)に滑り込んだ。
続きソース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190215-00000001-yonnana-soci&p=1
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