1: 2019/01/07(月) 20:23:18.63 ID:0gZxRA3V0
クルマの基本構造を示すのに「FF、FR、MR、RR」といったアルファベットを使うことがある。
それぞれの駆動レイアウトには、どのような特徴があるのだろうか。
フロントエンジン・フロントドライブ
乗用車においてもっとも多く採用されているレイアウト。
フロントにパワートレインを集中させることで、キャビンやラゲッジを広くとることができる。
前輪が操舵と駆動の両方を担うために、「アンダーステア」になりがちだ。
フロントエンジン・リアドライブ
乗用車では大型セダンやスポーツモデルに限られるレイアウトだが、トラックなど商用車では主流派なのがFR(フロントエンジン・リアドライブ)だ。
限界域でアクセルを踏み込むとリアがスライドする(オーバーステア)状態になりやすい。
限界内での挙動としてはアクセルオンによって車体が外側に押し出される「プッシュアンダー」という状況になりがちだ。
ミッドシップ・リアドライブ
乗用車では超少数派。F1といった純レーシングマシンの世界では主流派。スーパーカーなど走りを最優先したクルマが採用する。
国産ではホンダ S660が唯一のMRを採用するモデルだ。
特徴はコーナリング性能の高さ。後輪の前方にエンジンを置いていることはトラクション性能の高さにもつながり、素早く曲がり、鋭く立ち上がる走りが期待できるのだ。
欠点はフロントの荷重が少ないため曲がりはじめのアクションをスムースに行なうのには少々のドライビングスキルが必要なこと。
リアエンジン・リアドライブ
日本で購入できるRRの乗用車としてはルノー・トゥインゴのようなコンパクトカーもある。バスもそうだ。
コンパクトカーやバスがRRを採用する理由はパッケージで有利だから。
FF同様に、ボディの端っこにパワートレインを集中させることでキャビンを広くとることができる。
走りの特徴としてはMRに近く、コーナリングでいえば進入でフロントタイヤに仕事をさせるのが難しく、立ち上がりのトラクション性能は高い。
ただし、重量物のエンジンをボディ後端に積んでいるため限界を超えたときの動きはクイックで対処は難しい。
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190107-10372893-carview/
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