カーアクセサリー事業などを展開していたミラリード、事業停止
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(株)ミラリード(TDB企業コード:982734322、資本金3000万円、東京都品川区東品川4-12-6、代表東山克基氏)は、1月18日までに事業を停止し、事後処理を小川朗弁護士(東京都中央区八丁堀2-10-9、東京桜橋法律事務所、電話03-3523-3217)ほか1名に一任した。
当社は、1977年(昭和52年)9月に創業、79年(昭和54年)2月に法人改組。製造を中国の現地法人や現地企業、また韓国企業などに委託する形態で、携帯電話充電器、ハンズフリー、ウインドウフィルム、日よけ、灰皿、トレイ、車内装飾品、カーナビ、イルミネーション、テレビチューナーなどのカーアクセサリーやカーエレクトロニクス用品を販売。
東京、札幌、仙台、名古屋、岐阜、大阪、福岡の7カ所に営業拠点を開設し、カー用品専門店やホームセンターなどに販売ルートを構築。
また、2014年9月にはコーヒー豆販売、カフェ「ボイドコーヒー」の運営、中古車販売を手がける企業を吸収合併したことで、2015年9月期からこれらの事業が加わり、2016年9月期には年売上高約39億700万円を計上していた。
しかし、近年は同業他社との競合が激しく、主力のカーアクセサリー事業が伸び悩み、2017年9月期の年売上高は約34億200万円に減少していた。
この間、2017年6月には、新規事業として間伐材や農業廃棄物等の未利用資源および石膏ボードやアルミパウチ等のリサイクル困難品を有効活用した新素材、バイオプラスチック樹脂ペレットの開発、製造を手がけるバイオマスプラスチック事業に参入し、愛知県一宮市に製造工場を開設。
また同年12月には新商品としてアクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐ「ペダルの見張り番」を発売、さらには販売促進費をはじめ各種コストを削減するなど経営改善に努めたものの、「ペダルの見張り番」が売れず、在庫を抱えるなど2018年夏以降、資金繰りが悪化。
取引先に対する支払いや金融債務の弁済に不履行が生じるなど動向が注目されていたなか、先行きの見通しが立たなくなったことから、今回の事態となった。
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