2018年11月12日月曜日

マツダ、最新エンジン「スカイアクティブX」は「マツダ3」で初搭載

1: 2018/11/10(土) 14:40:45.30 ID:CAP_USER

マツダは8日、最新エンジン「スカイアクティブX」を新型「マツダ3(日本名:アクセラ)」のセダンとハッチバックのモデルに初搭載することを発表した。米国で来年発売する予定で、今月末から開催される米ロサンゼルス・モーターショーで初公開する。

 独フォルクスワーゲンや日産自動車などの競合は今後、100%バッテリーで駆動する電気自動車(BEV)を中心に投入する計画だが、マツダはスカイアクティブXに駆動を補助するモーターを装着したマイルドハイブリッド車で対抗する。

 マツダの丸本明社長は6日のロイターなどとの取材で、スカイアクティブXにマイルドハイブリッドを組み合わせたのは「燃費の改善以上に運転性能を良くしたい」ためで、「主役はスカイアクティブX。脇役がマイルドハイブリッド。走る喜びを提供することがファースト・プライオリティだ」と語った。「スカイアクティブXは非常に効率の良いエンジン。フルハイブリッドでなくても、マイルドハイブリッドでそれくらいの燃費が向上できる」とも述べた。

 初搭載車をマツダ3にした理由については「(乗用車の)マツダ3のセグメントは(スポーツ多目的車=SUVの)『CX-5』のセグメントに次ぐ大きさ」で、乗用車の需要は落ちてきているが、「絶対量としては大きい」と指摘。「マツダ3のアーキテクチャー(車体構造)を使ったSUVも遠くない将来に投入する。順番にはあまりこだわっていない」という。マツダ3のセグメントは初めて車を買う人が多く、「そういう人たちにマツダを理解してもらう。経験してもらいたい」とも語った。

 スカイアクティブXのトヨタへの技術提供の可能性については「スカイアクティブはマツダの独自性。ここは競争領域。技術的興味は持たれているが、提供は考えていない」と否定した。マツダとトヨタ自動車はEVの基幹技術などで提携している。

 マツダは10月、2030年にはすべての車に電動化技術を搭載するとの方針を表明。同年の車両構成比はBEVとロータリーエンジンによるEVで5%、電動化技術搭載の内燃機関車は95%を想定する。この95%のうち、丸本社長はプラグインハイブリッド車は少しで、「大部分はマイルドハイブリッド車」との認識を示した。

 スカイアクティブXは、ガソリン燃料をディーゼルの燃焼方式で燃やす。ガソリンの出力の強さとディーゼルの燃費の良さを融合しており、燃費は同社の従来のガソリンエンジンより約3割向上する。

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ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/184994


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