2018年10月9日火曜日

現代車の10億ウォンのレーシングカー…各国チームからラブコール

1: 2018/10/08(月) 16:13:09.12 ID:BftU/KGy0● 

エンジンがかかった瞬間、小さな車体から轟音が響いた。4メートルをわずかに超える「準中型級」だが、強化プラスチックで作られた側面のオーバーフェンダーと後尾のリアスポイラーはこの車が一般の車でないことを感じさせる。

4日、独フランクフルト付近アルツェナウにある現代自動車モータースポーツ法人(HMSG)が韓国メディアに初めて公開された。
現代車モータースポーツ法人は韓国のナムヤン研究所と共にレーシングカーを開発、製作する。
このように製作されたレーシングカーで現代車は国際自動車連盟(FIA)が開催する世界最大カーレース大会「ワールドラリーチャンピオンシップ(WRC)」に2014年から参加している。わずか4年という短い歴史だが、現代車のWRCチーム「現代シェルモービスWRT」は今季、「トヨタGAZOOレーシングチーム」と激しいトップ争いをしている。
また、今年から参加した「ワールドツーリングカーカップ(WTCR)」に投入される車両も製作するなどHMSGは現代車モータースポーツの産室だ。

WRCに参加する選手はシーズン中に3台の車だけを使用できるため、13カ国を回って行われるレースを準備するための修理作業もここで行われる。
1台あたり10億ウォン(約1億円)ほどするWRC車両は手作業で製作される。ファン・イング研究員は
「FIAの規定内で最大限の性能を発揮しなければならず、1シーズンを消化するためには優れた耐久品質が要求される」と述べた。

現代車は2000年、小型セダン「ベルナ」を改造して初めてWRCに出場したが、目立った成果なく3年で撤収した。
10年間の切歯腐心の末、現代車は2012年にWRC復帰を宣言し、最初の出場となった2014年から入賞(1-3位)し始めた。今年は初めて総合優勝を狙うレベルに成長している。

年間数百億ウォンが投入されるモータースポーツに現代車が挑戦するのは、モータースポーツを通じて得たノウハウを量産車に適用でき、モータースポーツを好む欧州市場でイメージを改善できるからだ。
現代車が2015年に高性能ブランド「N」を出したのもこうした理由からだ。

現代車は昨年、欧州で「i30N」モデルを出し、今年6月には国内で「ベロスターN」を発売した。続いて今月2日(現地時間)に仏パリで開催された「2018パリモーターショー」で高性能モデル「i30ファーストバックN」を公開した。
i30Nモデルが欧州で販売好調だっただけに、今年末にはi30ファーストバックNを前に出して欧州高性能車市場でシェアを伸ばすということだ。

特に舗装・未舗装道路をともに走行するWRCは世界有数の自動車企業が参加し、自社の競争力を高めるきっかけになってきた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181008-00000021-cnippou-kr

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