2018年9月6日木曜日

スズキ スーパーキャリイ 試乗 「農家の味方」はなかなか快適でござる・・・

1: 2018/09/06(木) 06:38:51.32 ID:CAP_USER

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スズキ スーパーキャリイ

キャビンが長く、広くなったキャリイ

スズキ『スーパーキャリイ』というクルマに乗った。いわゆる軽トラである。キャビンを少し長めにとった、アメリカ的に言うならエクステンドキャブというやつだ。

エクステンドキャブなどと呼ぶと、妙にかっこよく聞こえるのは気のせいか? 兎に角働くクルマなど、滅多に乗らない。この仕事を長くやっていても、引っ越しなどのプライベートなことを除けば、トラックなどまず乗らない。とりわけ軽トラとなると、ホームセンターから大荷物を引き取る時に借りたのを思い浮かべる程度で、試乗という名目で乗ったことはこれまでに一度もなかった。そもそも、これまで自動車メーカーが商用車の広報車を持つ事などほとんどなかったから、そんなチャンスがなかったともいえる。

ところが最近、スズキのみならず、ダイハツも、いわゆる働くクルマを広報車のラインナップに入れているので、日ごろ乗ることの無いこんなクルマたちに乗ってみたいという欲求も出てきたというわけである。

人にやさしいクルマになった

スズキ・スーパーキャリイは、キャビンスペースを僅かに後方に伸ばして、ドライバーズシート背後にスペースを作ったもの。おかげでキャビンスペースにゆとりが出来たが、必然的に荷台、即ちトラックベッド(こう言うとやはりかっこよく聞こえる)が狭くなるのだが、それでも伸ばしたスペースは、いわゆる空中浮遊型だから、ベッド自体の長さはノーマルのキャリイほとんど変わらない長さを維持している。

具体的にはキャリイの荷台フロア長2030mmに対して、スーパーキャリイは1975mmある。ただしキャビンが後ろに出っ張ってきた分、高さが230mm以上ある長尺荷物を積むスペースは1480mmとだいぶ苦しくなる。

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一方で室内は、ノーマルのキャリイと比べたら格段に快適だ。一番のゆとりを感じるのは運転席側で最大40度もリクライニングしてくれること(助手席側は24度)。おかげでコンビニで買い物をしてちょっと一休み、なんていう時もとにかくくつろげる。また、シートのスライド量も伸びていて、どんなドライバーにも対応可能となっていることも朗報だろう。

これまでの軽トラだと、自分のカバンは助手席。もし、もう一人乗ってくると、それは助手席側床下に置くか、さもなければ助手席の住人に持ってもらわなければならない。しかし、スーパーキャリイだと、二人がカバンを持っていても問題なし。さらに、アクセサリーを使ってフックなどを利用すれば、アイデア次第で如何様にも使えそうである。というわけで、ほとんどシートを倒すことのできないノーマルの軽トラと比べると、ずいぶんと人にやさしいクルマになった気がした。

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