2018年8月28日火曜日

「道の駅」で車中泊するドライバーが急増…3か月近く滞在する悪質なケースも

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1: 2018/08/27(月) 21:41:16.31 ID:CAP_USER9

日本テレビ 2018年8月27日 19:21

年間55万人を超える観光客が訪れる「道の駅」。今この道の駅で車中泊をする人たちが増えている。マナーの悪さも指摘されていて、中には3か月近く滞在する人も。
いったい何が起きているのだろうか。

北海道、知床にある道の駅「うとろ・シリエトク」。世界自然遺産に登録されている知床。冬は雪に覆われるため、夏の今が最盛期だ。
近くに電車はなく、主な移動手段は車で、道の駅には年間55万人を超える観光客が訪れるという。

しかしこの日、レストランなどが閉店した後も駐車場には多くの車が。車中泊とみられる車が40台近く止められ、駐車場の約半分を埋め尽くすまでに。中にはマナーの悪い人も。
堂々と洗濯物を干す人や、駐車場にイスを並べ、まるで自宅の駐車場のように利用する人の姿が。トイレの張り紙には「長時間の駐車場の利用や車両の放置はご遠慮ください」とも書かれている。
実は道の駅では車中泊のような長時間の利用は認められていない。

夜間の利用者に話を聞いてみると――

「(Q:道の駅は車中泊をしてはいけないが?)表向きはなってる、確かに。なっているけど、迷惑かかっていないから、常識(の範囲内)でやっていればいいんじゃないかと思いますけど」

迷惑はかけていないという男性。しかし…。

道の駅を管理する知床斜里町観光協会・林典幸管理課長「満車で利用できないという状況がありますので、長時間止められるのは非常に困ります」

車中泊のため長時間駐車する人が多く、他の観光客が利用できなくなることがあるという。また、多くの道の駅がマナーの悪い人によるゴミの問題などで困っているとしている。

悪びれた様子もなく、タンクに入れた水で皿洗いを行う女性の姿が。さらにもっと悪質な現状が――
林管理課長「釣りの方は特に長い方が多いですね。1週間から2か月、3か月ずっと止めっぱなしでいるという方もいらっしゃいます」

道の駅近くで釣りをするため、3か月近くも滞在している人がいるという。長期滞在しているという人を直撃すると――
車中泊する人「寝ますから。(Q:お話聞けないですか)いや聞けないですね。(Q:聞けないですか)うん。(Q:こういったこと(車中泊)問題ない?)いやそれは分かりません」

さらに――
林管理課長「魚をさばいたりとかそういったことがあって、(洗面所を)詰まらせてしまうことが多数ありました」

トイレで魚をさばく人や、外に魚を干すなどの迷惑行為も相次いでいる。

林管理課長「当駅はキャンプ場ではありませんということ。テントの設営、イスやテーブルの設置、車外の調理、すべて禁止としています」

では、なぜ車中泊のような長時間の利用の車が後を絶たないのだろうか。

林管理課長「いつからいつまでがダメで、いつだったらいいのかというのが曖昧な部分がありますので、推奨でも許可でもないのは確か」

管轄する国土交通省は、「宿泊目的の利用はご遠慮いただいています」としているが、「休憩」と「宿泊」の線引きがはっきりできていないのが現状だ。
関東の道の駅、約10か所に問い合わせたところ、休憩は3時間程度でそれ以上は宿泊と考えるといった意見があった。

■新たな車中泊を歓迎する動きも

無料の休憩所として、24時間開放され、夜間も出入りは自由な道の駅。車中泊を敬遠する道の駅がある一方、今、新たな車中泊を歓迎する動きも。

千葉県山武市にある道の駅。そのすぐ隣に今年3月オープンしたのが――
山武市蓮沼交流センター・川島義則センター長「こちらが『RVパークはすぬま』です」

RVパークという施設。一台一泊3000円で車中泊することができる(料金は施設によって異なる)。
車で訪れて手軽にキャンプができるオートキャンプ場は全国に約1200か所以上があるというが、RVパークは、近くに利用できる入浴施設が必ずあるのが特徴。
また、水道、トイレ、電源を完備している。

利用者は――
利用者「オートキャンプ場では電源ある所とない所があるんですよ。(RVパークは)電源なんかの心配もないですよね。ここはもう1回来たいと思ってますね」

日本RV協会によると、現在、全国で約110か所が整備されていて、将来的には1000か所に増やしたいとしている。

※映像あり
http://www.news24.jp/articles/2018/08/27/07402476.html


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