1::2019/07/13(土) 05:41:02.84 ID:HWiVo7HI0 BE:299336179-PLT(13500)
BASFは、アジア太平洋地域を含む世界の自動車カラートレンド2019-2020を発表。
今回のトレンドは“ACT/9”とされ、未来の様々な変化に対する積極的な取り組みを反映したテーマのもと、シルバーをはじめとした幅広い色域が提案された。
◆カーデザイナーの発想の一助に
◆ポストデジタルの次のステップへ
◆ブルー、グレーに加え、シルバーが注目
◆デジタルが生活を変え、人間の生き方を尊重…温もり感のあるカラー
◆社会問題も個々でも取り組む…少し強めのクリアなカラー
◆感情を楽しませてくれるテクノロジー…ミステリアスなダーク系
◆新たな塗料の技術開発も
ブルー、グレーに加え、シルバーが注目
こういった背景をもとにカラーでは、「人を中心とした温かみのある色域や意匠が中心になる。また、我々がテクノロジーを使いこなすことによって、
ライフスタイルや生き方の選択肢がすごく増えていくことから、豊かな個性や生き生きとした新時代を象徴するような自由な発想のカラーがメインになる」と松原さんは分析。
より具体的にカラーに落とし込むと、まずこれまでと同様ブルーやグレーの傾向も強く、「特にブルーはボリュームが増えてきており、
ブルーだけではなくブルーグリーンは世界的にも電気自動車メーカーなどがクリーンなイメージとしてブランドカラーとして取り入れられてきている」とコメント。
そして、今後のもうひとつの傾向として「シルバー、そしてグレーが注目されるだろう」という。特にグレーは、
「様々なテクスチャーも出てきており、少しずつ伸びている。同時にそのグレーの派生としてシルバーもあるだろう」。一方、ホワイトに関しては「少し定着して伸びが収まってきた」と話す。
実は現在、シルバーのバリエーションはとても少ない。松原さんも、「どのくらい先に出てくるかは我々も様子見だが、新しいシルバーを今から用意しておかないと間に合わなくなる」と語る。
なぜ現在シルバーのバリエーションが少ないのか。松原さんは、「シルバーは進化がし難いカラーだからだ」という。
シルバーはアルミを使う量が最も多く、アルミをある一定量入れないとグレーになってしまう。さらにシルバーの色域で新たな材料、例えば「パールを入れたとしてもシルバーに負けてしまう」と解説。
しかし最近は、「シルキーに見えるアルミや塗装技術も進化してきて、シルバーの色域の中でも幅広くなった。さらに、
今までシルバーとはあまり呼ばれなかった少し暗めのカラーもシルバーの定義に変わりつつある。これからは今までできなかった表現のシルバーを量産化への可能性が出てききており、
実現できればシルバーも見直されるだろう。もちろん10年前や20年前に見たシルバーと同じものが出てくるとは思っていない。何らかの新しい表現が必要だ」とした。
https://response.jp/article/2019/07/12/324368.html
BASFコーティングス事業部カラーデザインセンターアジア・パシフィックチーフデザイナーの松原千春さん
from 新型車情報局