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ルノー クリオ 新型、欧州発売…ハイブリッドは2020年
2019/5/31(金) 21:00配信 YAHOO!JAPAN NEWS,レスポンス
画像:ルノー・クリオ(日本名:ルーテシアに相当) 新型
ルノーは5月30日、新型『クリオ』(Renault Clio。日本名:『ルーテシア』に相当)を欧州で発売した。
フランス本国でのベース価格は、1万4100ユーロ(約171万円)だ。
◆新開発のハイブリッドは市街地走行で最大4割の燃費向上を可能に
新型は、ルノー日産三菱アライアンスが開発した「CMF-B」プラットフォームを最初に採用するルノー車になる。
また、ルノーグループが新開発したハイブリッド技術、「E-TECH」を搭載する最初のルノー車だ。
E-TECHは、ルノーのエンジニアリングによって開発され、特許を取得しており、ルノー日産三菱アライアンスで、構造部品を共用する。
システムは、新世代の1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンに2つの電気モーター、マルチモードギアボックス、蓄電容量1.2kWhのバッテリーを組み合わせる。
ルノーのE-TECHハイブリッドは、クラス最高レベルのレスポンス、優れた燃費、減速時の素早いバッテリー充電などにより、最大限の効率を追求する。
発進時は、モーターで始動。ブレーキペダルを操作せず、アクセルペダルだけで加減速できる強力な回生ブレーキを採用する。
ルノーによると、都市部の走行では、その8割をEVモードでゼロエミッション走行が可能。市街地走行では同クラスのガソリン車と比較して、
最大4割の燃費向上を可能にしているという。このE-TECHハイブリッド搭載車は、2020年に欧州で発売される予定だ。
◆先代比で全長は14mmコンパクト、全高は30mm低い
5世代目モデルとなる新型のエクステリアは、先代モデルのエモーショナルなフォルムを継承しながら、よりダイナミックなデザインを目指した。
フロントグリルは大型化され、フロントバンパーはエンジン冷却性能に配慮し、大型のインテークを備える。
ボディサイズは、先代比で全長が14mmコンパクトになり、全高はエアロダイナミクスと運動性能を向上させるために、30mm低くした。
Cシェイプが特徴のヘッドライトやテールランプには、最新のLEDテクノロジーが組み込まれる。ヘッドライトは、全車LEDが標準だ。
新型には、新色のバレンシアオレンジとセラドンブルーを含めて、全10色のボディカラーをラインナップする。
エクステリアのカスタマイズパックとして、赤、オレンジ、黒の3タイプを用意した。
新型のインテリアは、質感の向上を目指して素材を見直し、ダッシュボードやドアトリム、センターコンソールなどにはソフトコーティング素材を使用する。
パーキングブレーキは電動化され、運転席周辺のスペースが拡大した。
ステアリングホイールは、従来モデルよりも小型化したエアバッグによって、コンパクトなデザインになっている。
やや高い位置にあるセンターコンソールには、ショートストロークのシフトレバーがレイアウトされた。
トランク容量は391リットルで、内部に26リットルのサブスペースを持つ。
ルノーによると、391リットルの容量は、セグメント最大になるという。
カスタマイズパックでは、センターコンソール、ダッシュボード、ドアトリム、ステアリングホイール、アームレストなどに、ユーザーの個性を反映できる。
顧客は、8つ以上のインテリアデザインスキームから選択することが可能だ。
◆スマートコクピットを導入。縦型9.3インチマルチメディアモニターを設定
新型クリオのインテリアの特徴が、最新のコネクティビティ技術を反映させた「スマートコクピット」の導入だ。
ダッシュボード中央には、欧州Bセグメント車でクラス最大級の9.3インチ縦型マルチメディアモニターを設定する。
このマルチメディアモニターは、ドライバーの方向に画面を向けてレイアウトされる。新開発の「EASY LINK」コネクテッドシステムを備えたモニターには、
マルチセンシング、ナビゲーション、インフォテインメントのすべての機能を集約する。
中央のモニターの下には、ピアノ型のボタンを配置し、操作性に配慮している。
また新型では、ドライバー正面のメーターパネルがデジタル化されたデジタルコクピットを採用する。
メーターのTFTスクリーンには、ドライバーにナビゲーションを含めた各種情報を見やすく表示する。
ワイヤレスでスマートフォンを充電することもできる。
《レスポンス 森脇稔》
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