2019年4月13日土曜日

テスラ販売台数3割減 1~3月、新型車の輸出停滞

1:田杉山脈 ★:2019/04/04(木) 16:11:23.48 ID:CAP_USER.net
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米電気自動車(EV)メーカーのテスラは3日、2019年1~3月期の世界の販売台数が約6万3千台だったと発表した。1月以降に主力の小型セダン「モデル3」を欧州や中国に輸出し始めた影響で出荷が滞り、直近の18年10~12月期の販売実績を31%下回った。高級車ブランドから量産車メーカーへの脱皮を目指す同社だが、グローバルな物流体制の構築が新たな課題として表面化した。

テスラは現在、唯一の完成車組み立て工場である米カリフォルニア州の工場から北米市場に加え欧州や中国、日本などに車両を輸出している。1~3月期の販売台数の内訳はモデル3が18年10~12月期比19%減の5万900台、高級セダンの「モデルS」と高級多目的スポーツ車(SUV)の「モデルX」が2車種合計で56%減の1万2100台だった。

テスラは1~3月の販売台数は自社の想定も下回ったとしており、5月に発表予定の1~3月期決算の最終損益に「ネガティブな影響がある」とコメントした。テスラは2月末に販売店網の大幅削減も表明しており、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は1~3月期決算についてリストラ費用の計上に伴い黒字化は難しいとの見通しを示していた。

テスラはこれまでモデルSやモデルXについては北米以外の国や地域に輸出しているものの、普及価格帯の車種であるモデル3については輸出台数が過去のピークの5倍を超える時期もあったという。テスラは3月末時点で約1万600台が欧州や中国市場向けに輸送中だとしており、こうした車両を販売実績に計上するのは19年4~6月期になる見通しだ。

テスラはモデル3についてなお多くの予約客を抱えており、輸出体制のボトルネックが解消されれば販売台数は回復すると見込んでいる。19年内には中国・上海市に建設中の新工場もモデル3の生産を始める計画で、19年通年の販売台数については36万~40万台という従来予想を据え置いた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43316000U9A400C1TJC000/
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