2018年12月29日土曜日

スマホで漫画を読みながら運転する車がバイクに追突し死亡した事故で遺族が「ながら運転」厳罰化を訴える

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1: 2018/12/28(金) 12:57:19.66 ID:YCt1lsEI0● 

遺族「殺されたも同然」 死亡追突事故 運転手、スマホで漫画
2018/12/28 10:56
https://this.kiji.is/451207694986708065

事故で亡くなった井口百合子さんの遺影と遺骨の入れ物を前に、取材に答える夫の貴之さんら=27日、新潟市中央区
 運転中にスマートフォンを使う「ながら運転」に対し、政府が厳罰化の方針を打ち出した。9月に新潟県内の関越道で発生した死亡追突事故は後の調べで、加害側の運転手が事故当時、スマホで漫画を読んでいたことが判明した。
亡くなった被害女性の遺族が27日、新潟日報社の取材に応じ、「殺されたも同然」と悔しさを語り、「ながら運転がどんなに危険な行為かを知ってほしい」と訴えた。

事故は9月10日夜、2台のオートバイで出掛けた関東への旅行の帰りに起きた。新潟県魚沼市の公務員井口貴之さん(46)が前を走り、妻百合子さん=(39)=が井口さんのテールランプをたどるように後ろを走った。
2人とも雨の影響で時速80キロだった規制速度を守り、今年買ったヘルメットにつないだ無線機で会話を交わして運転していた。

 「ギャッ」。突然、イヤホン越しに百合子さんの悲鳴が聞こえた。「どうした」と呼び掛けても応答はない。路肩にオートバイを止め、駆け寄るうちに、百合子さんが車線の真ん中に倒れたまま放置されているのが分かった。

 百合子さんは時速100キロで走っていたとみられる後続のワゴン車に追突され、はねられた後、さらに後続の乗用車にもはねられていた。手袋やブーツは脱げ、ヘルメットも外れていた。病院に運ばれたが、「手の施しようがない」と告げられた。ほぼ即死だった。

 事故の翌朝、追突した男は井口さんに「対向車線を気にして、(百合子さんの)オートバイに気付かなかった」と話したが、井口さんはその後、男がスマホで漫画を見ていたと自供したことを、警察官から告げられた。
「ものすごくショックだった。小さな画面で漫画を見ていたら、全く前を見ていない。妻は殺されたと思うようになった」

 単なる脇見運転ではなかったと知ってから、井口さんは体調を崩した。百合子さんの母水野八重子さん(71)は「運転が好きな娘で、誰よりも安全運転をする子だった。危険な運転で事故に巻き込まれてしまい、本当に悔しい」と声を震わせた。

 ワゴン車を運転していた男は10月、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪で起訴された。量刑がより重い危険運転致死罪の規定には、携帯電話の使用などが含まれず、警察からは適用は難しいと説明を受けた。

 この現状に、井口さんは「スマホの普及に、法律が追いついていないように感じる」と吐露。「ぶつからないあおり運転は危険運転になるが、ながら運転はならない。
考えられない運転で妻は現にぶつけられ、亡くなったのに」と悔しさをあらわにし、「悪質な事案によっては、危険運転を適用できるようになってほしい」と訴えた。


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