2019年2月10日日曜日

【画像】「福岡のバスがすごい」とSNSで人気。車内を派手に飾り付けた西鉄の「デコバス」が福岡市内を中心に快走中

1: 2019/02/10(日) 08:29:29.10 ID:adeqceSi9

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190210-00010000-nishinpc-soci

バレンタインにクリスマス、ハロウィーンと季節ごとのイベントに合わせて、路線バスの車内を
「これでもか!」というほど飾り付けた、西日本鉄道の「デコレーションバス(デコバス)」が
福岡市内を中心に快走している。派手な飾り付けは「インスタ映え」もばっちりで、デコバス目当ての
乗客が増えている。日々の通勤通学を楽しい気分にさせてくれること請け合いのデコバス。
乗ればハッピーな気分になれるかも?

14日は新たな恋が“発車”する予感を秘めたバレンタインデー。デコバスの車内に足を踏み入れると、
料金投入口や広告掲示スペース、座席、降車ボタンに至るまで、ピンク色のハートづくし。
恋する気分を高めてくれる「ドリームバレンタイン号」は、西鉄バスの片江営業所(福岡市城南区)独自の取り組みだ。

同営業所は2014年秋のハロウィーンからデコバスを続けている。助役兼運転手の岩崎利晴さん(48)が10年前、
天神-博多間の循環バスをクリスマス仕様にした経験を生かし、桜の開花や七夕、博多祇園山笠など季節に応じて
車内を飾り付ける。飾りは100円ショップなどで大量に購入。5~6人の同僚と1日がかりで仕上げる。

隙間無く飾り付ける徹底ぶり

岩崎さんのモットーは、「いかなるスペースも無駄にしない」「安全第一」「常に進化する」「ダラダラ続けない」。
交通系ICカード読み取り機から車いすの固定ベルト入れの上まで、隙間無く飾り付ける徹底ぶりだ。
安全のため頭上の飾りは紙やスポンジで、走行試験も欠かさない。同じイベントでも毎年飾り付けは変え、
夜には車内のクリスマスツリーをライトアップするなどの工夫も。期間中も少しずつ飾りを加えて、毎日見ている利用者も
日々の発見を楽しめるようにしている。クリスマスやバレンタインの翌日にはきれいに片付け、通常のバスに戻す。
来年を楽しみにしてもらうためだという。

同営業所はマリンメッセ福岡や福岡空港国際線ターミナル行きの路線も担当する。外国人観光客やコンサートのため
福岡を訪れた人が、ツイッターや写真共有アプリ「インスタグラム」に「福岡のバスすごい!」などと書き込み、写真が拡散している。
昨年夏はバス愛好家約40人が山笠のデコバスを貸し切り、福岡市内を周遊して長浜ラーメンを食べに行ったという。

「デコバスを運転したい」進んで手を挙げる運転手も

デコバスに見とれて? 降りるバス停をついつい過ぎてしまう人もいるという。「デコバスを運転したい」と進んで手を挙げ、
喜んでサンタの衣装を着る運転手も。人手不足が続くバス業界で社内の意欲向上にも一役買っている。岩崎さんは
「バスは毎日乗るもの。乗務員もお客様ももっと乗車時間を楽しめるよう、今後も皆で知恵を出していきたい」と張り切っている。

    ◇   ◇

バレンタインバスの運行は14日まで。走行ルートは日々変わるが、スマートフォン用アプリ「にしてつバスナビ」に、
デコバスの車号「7925」を入力すると現在地が確認できる。

九州産交バスも追走

デコバスは福岡市以外でも広がっている。九州産交バス(熊本市)は昨年夏、担当者が西鉄バスの片江営業所を訪れ、
デコバスを見学した。「熊本でもお客様を喜ばせたい」とすぐに車内の飾り付けに取り組み、釣りざおや麦わら帽子などを飾った
「サマーバケーション号」を走らせた。虫かごの中には折り紙で作った虫を入れるなど、細部までこだわった飾り付けが大好評。
その後もハロウィーンやクリスマスにデコバスを登場させている。

両社は、福岡-熊本を走る共同運行の高速バス「ひのくに号」でもそれぞれの車内を季節に応じて飾り付けている。
デコバスを目にする機会は増えつつある。


車内の至る所にハートがあしらわれ、様変わりしていくデコバス
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九州産交バスが昨年夏に初めて走らせた「サマーバケーション号」の車内
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