1: 2019/02/09(土) 11:29:32.54 ID:m37mEH1l9
二〇二〇年開催の東京五輪では、選手や観客ら大会関係者の移動に伴う交通渋滞の緩和が大きな課題だ。特に臨海部は多数の競技場が物流の拠点である埠頭(ふとう)を包囲する格好。すでに渋滞は慢性化しているのに、大会期間中は首都高から閉め出された車で一般道は大渋滞になる可能性もある。物流業界では、輸送のピークを昼夜逆転させて乗り切る案が浮上するが、対応は容易ではない。 (瀬戸勝之)
コンテナ貨物の取扱量で日本一を誇る東京港。平日、大井埠頭(品川区)のコンテナターミナルの周辺の道路は、入り口のゲートの受け付け待ちをする大型トラックで、数百メートルにわたって渋滞していた。
「八時間待ちも珍しくない。運転手は長時間労働になり、負担が大きい」。大井埠頭に本社がある日本コンテナ輸送の土屋広明社長は窮状を訴える。自社のトラック六十六台を保有する本社はホッケー会場に近接。ビーチバレーや三人制バスケットボール会場も、ほぼ五キロ圏内にある。臨海部には大会関係車の駐車場も設けられる予定で、土屋社長は「『生命線』である首都高湾岸線や国道357号が頻繁に交通規制されれば、物流は滞る」と心配する。
東京港には機械類だけでなく、衣類、雑貨や食品など、市民の生活に密着した物品の輸入が増えていて、コンテナ取扱量は二十年間で二倍以上に拡大。
東京都は五輪期間中、荷物を載せたトレーラーの台車をターミナルゲートの外に運び出して保管できる「仮置き場」を確保する。ゲート開門時間(午前八時半~午後四時半)の時間外でも荷物を動かせるようにし、運送会社に配送時間の分散化を促す考えだ。
業界内からは「昼夜逆転で対応するしかない」との声が上がるが、こうした取り組みが可能なのはトラックを複数所有し、運転手のやりくりができる会社に限られる。江東区の運送会社の社長は「人手不足は深刻で柔軟に対応できる会社は少ない。自主的な努力では限界だ」と訴える。
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2019年2月9日 07時01分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019020990070136.html
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