2018年10月26日金曜日

パワーがなければつまらない? スポーツカーに速さは大切か?

1: 2018/10/24(水) 10:06:44.59 ID:uvbPn+jY0

パワーが簡単に手に入る現代では軽さのほうが大切
 昔から、最高速はクルマ好きのひとつのロマンだった。現代の世界のスーパーカーの最高速を見てみると、

ポルシェのハイブリッドカー、918スパイダーが、時速340km。フェラーリ・ラ・フェラーリが、時速354km、ランボルギーニ・ヴェネーノが時速355km。
ル・マン24時間レースにも出場した鬼才ゴードン・マレーが設計した、マクラーレン・F1が時速391km、

最高出力1200馬力を誇るブガッティ・ヴェイロンEB16.4は、時速408km!
 ロータス・エキシージをベースに1244馬力のエンジンを積んだ、ヘネシーヴェノムGTなどは、 時速434kmのギネスレコードを持っている。

 ただ、いまやF1マシンでも最高速は時速340km(イタリア・モンツァ)の時代……。
ランボルギーニ・カウンタックが300km/h、フェラーリ512BBが302km/hで、世界最速はフェラーリ! なんて大騒ぎしていた頃は最高速が一大関心事だった。

 だが時速200マイル=320kmオーバーとなると、もうお腹いっぱい。エンジンパワーも同じで、ニッサンスカイラインRS-XターボC(R30型)が205馬力(グロス)を誇っていたり、
ホンダ・インテグラ タイプRがVTECでNAエンジンにもかかわらず、リッター100馬力を達成した頃は、エンジンパワーは最大の関心事だった。
1989年にスタートした280馬力規制を経て、300馬力、400馬力、500馬力が当たり前になってくると、スポーツカーのキモというのは、エンジンパワーじゃないんだなってことがわかってくる。

スポーツカーに大事なことは、エンジンも含めてレスポンスの良さ。アクセルを踏んだ瞬間鋭く加速し、ハンドルを切れば小気味よく軽快に曲がる。
ブレーキを踏めば期待通りに減速する。別にハイパワーなエンジンも、ぶっといタイヤも、でっかいブレーキもマストではない。
軽量ボディに低い重心、適切な重量バランスでパッケージされたシャシーがあれば、郊外やワインディングで、時速100km以下で走ったって、十分ワクワク、ドキドキし、スポーツカーの世界を満喫できる。

というわけで、スポーツカーにとって大事なことは、パワーよりもむしろ軽さ。
300馬力もいらないので、車重は1.5t以下には収めたい。できれば1t以下のほうが絶対に楽しい。

 いまの条件下では軽いクルマを作るのはいろいろ難しく、軽くするにはカーボンなどの高価な素材を使ったゴージャスダイエットが必要になるが、
理想のスポーツカーは、とにかく軽くて、軽快で、レスポンスがよく、しかも懐の深いクルマ。つまり、ファンにしてセーフ。

 そして何よりカッコいいこと。いい音なども重要だが、少なくともエンジンパワーがスポーツカーにとって、最重要ファクターと考える必要はないだろう。

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http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15487158/


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