2019年5月2日木曜日

ガソリンは「つねに満タン」or「こまめに少なめ給油」クルマのコンディションや燃費にいいのはドッチ!?

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1: 2019/04/30(火) 09:35:49.38 ID:XWEbP1989

ガソリンは「つねに満タン」or「こまめに少なめ給油」
クルマのコンディションや燃費にいいのはドッチ!?

重量を抑えると燃費は向上するが毎回満タンにした方が効率がいい

 EVを除けば、クルマを動かすためにはガソリン(もしくは軽油)が必要。
その燃料を給油するとき、あなたは満タンにしていますか? 
それとも大体半分ぐらいまでしか入れない派?

 ガソリンを満タンにすると、重量が増えるので、いつも半分ぐらいの燃料で
走れば燃費向上につながると考える人もいるだろう。実際、取扱説明書に
「市街地走行には、タンクの1/2から3/4量の給油で十分」と紹介し、満タンに
するのを必ずしも推奨していないメーカーもあるぐらいだ(例:フォルクスワーゲン)。

 しかし、その効果はどのぐらいあるのか? F1マシンの場合、フューエル
エフェクトといって、車重が10kg増えると、平均ラップが0.3秒も遅くなるとされ、
予選のタイムアタックのときは、ギリギリの周回分の燃料しか積んでいない。
市販車であってももちろん燃料増の影響はあるが、その影響は100kgの荷物で
3%ぐらい(乗用車)。

 ガソリンの重さは1リッター=約750g(軽油は約820g)なので、50リットル
タンクのクルマで、満タンとタンク半分のときのガソリンの重さの違いは、
18.75kg。このぐらいのウエイト差が燃費に与える影響は、1%未満。
1000km走っても1リッターも変わらないだろう。

 最近は、ガソリンスタンドがどんどん閉店して数が減っているので、
すぐ近所にガソリンスタンドがある人ならばいいが、そうでない人にとっては
ガソリンスタンドに行く回数が増える分だけ、無駄な燃料消費が増えるうえ、
その手間もコストと考えると、毎回満タンにした方が効率がいいはず!

ガソリンは夏と冬で仕様が異なる

 ただし、クルマの使用頻度が極端に低い人は、多くの燃料を入れたまま
保管するのはすすめられない。ガソリンは古くなると成分が酸化したり
変質したり揮発成分が抜けて劣化するので、半年以内に使い切るのが基本。
それ以上、放置しなければならないときは、燃料劣化防止剤を入れておきたい。

 また、軽油は寒冷地用とそれ以外で品質が違うことが知られているが、
じつはガソリンも夏と冬で仕様が違う。夏用のガソリンは、高温時の揮発性を低めて
「ベーパーロック」の発生を抑えてあり、冬用のガソリンは低温時の揮発性を
高めてエンジン始動性を高めてある。こうした事情を考えても、ガソリンも
軽油も半年以内に使い切った方が無難。

 以前は、ガソリンの残量が少ないとタンクが結露し、タンクが錆びたり水分で
エンジンが不調になるとも言われていたが、いまのクルマの燃料タンクは樹脂製が
主流なので錆びる心配はない。また仮に結露して水分がタンク内にポトンと
落ちたとしても、燃料ポンプは燃料タンクの底面から燃料を吸い上げる
仕組みなので、タンクの底に水分だけが溜まることも理屈上ない。

 反対に、その燃料ポンプはタンクの中で燃料に浸されていることで、
冷却・潤滑されていることを考えると、燃料ポンプの寿命のためにも、
あまり燃料は空っぽにしない方がいい。とくに坂道などでガス欠気味になると、
その燃料ポンプが空気を吸って空回りし、一気にポンプの寿命を縮めるので、
できればエンプティランプが点く前に、給油するのが理想だ。

 まとめると、燃料は満タン給油がひとつの基本。ただ、燃料の鮮度の問題や、
タイヤの空気圧も定期的に点検したいということを考えると、使用頻度が低い人は、
1~2カ月で使いきれる分だけ給油し、日常的にクルマを利用する人は
毎回満タンが賢い給油。誰が、どれぐらい給油するかは最終的には個人の自由だが、
スマホだって出かける前には100%充電し、「50%まで」なんて決めている人は
稀なはず!
(余談だが、リチウムイオンバッテリーは満充電状態が長く続くと劣化が進む)

 ゴールデンウィークなどで遠出するときも、地域によってけっこうガソリン価格に
違いがあるので(高速道路のSAも高い)、近所に安いガソリンスタンドがあれば
そこで満タンにしてから出発。出先ではガソリンスタンドが少ない場所も多いので、
残量が半分を切ったら早め早めに満タンにするよう心がけよう。

WEB CARTOP・藤田竜太(4/30(火) 7:01配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190430-00010000-wcartop-ind


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