2019年5月25日土曜日

イーロン・マスクが「このままでは10か月で収支がマイナスになる」と従業員にコスト削減を要求

1:田杉山脈 ★:2019/05/19(日) 18:14:24.53 ID:CAP_USER.net
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ロイターおよびElectrekが、テスラのイーロン・マスクCEOが従業員に対して「ハードなコスト削減を実行しない限り、約10か月で会社の収支がマイナスになる」と伝えたと報じています。

2019年5月初頭、テスラは株式および社債の発行で27億ドル(約3000億円)もの資金を調達することに成功しました。この資金でテスラは自社製の電気自動車の生産量を増やすものとみられていますが、ロイターによるとマスクCEOはテスラの全従業員宛に、第1四半期と同じペースで資金を費やし続ければ、約10か月で収支はとんとんになってしまうとメールで通達したそうです。従業員に向けたメールの中で、マスクCEOは「部品・給料・旅費・賃料など、銀行口座から出るあらゆる支払いを含む、あらゆる経費を見直さなければいけない」と記しています。

同じように、ElectrekもマスクCEOが従業員宛に送ったメールの中で、コスト削減の必要性を訴えたと報じています。Electrekが独自に入手した、マスクCEOが「従業員宛に送ったメール」には「テスラが2019年第1四半期に7億ドル(約770億円)の赤字を計上したこと」が挙げられており、第1四半期末の時点で22億ドル(約2400億円)のキャッシュを有していたものの「これ(22億ドル)は多額の資金ですが、第1四半期と同じペースで資金を費やし続ければ、損益分岐点を下回るのに約10か月しかかからない」と説明したそうです。

加えて、テスラのザック・カークホーンCFOがすべての支出をチェック・署名し、マスクCEOも支出のチェックを行うことになると記してあったそうです。これについてマスクCEOは、「これは難しいことですが、テスラが経済的に持続可能な企業となり、『世界を環境的に持続可能なものにする』というテスラの目標を達成するための唯一の方法です」と記したそうです。

テスラがコスト削減を試みるのはこれが初めてのことではありません。マスクCEOは2018年4月に同じように従業員向けのメールで、コスト削減を命じています。そして、2018年5月には生産性の低い労働者を解雇して「多重下請け」を整理することで、コスト削減がはかられました。

他にも、テスラは2018年の1月に7%、6月に9%の従業員を解雇しています。

なお、ロイターは「テスラはアナリストや投資家から、『テスラは本当に持続可能な利益を生み出すのに十分な自動車を生産・販売するだけの能力があるのか?』という疑問を抱かれはじめている」と指摘しています。
https://gigazine.net/news/20190519-musk-tesla-cost-cutting/
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