2018年9月7日金曜日

ウーバー、タクシー配車に本格参入 第1弾は名古屋

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1: 2018/09/06(木) 23:57:21.10 ID:CAP_USER9

米ウーバーテクノロジーズが6日、日本でのタクシー配車サービスを本格的に始めた。
名古屋市のフジタクシーグループと提携し、名古屋市周辺でウーバーのアプリを通じてタクシーを呼べるようになる。

タクシー配車では配車アプリ「全国タクシー」を運営するジャパンタクシー(東京・千代田)など多くの企業が参入。
ウーバーのサービス開始により競争はさらに激しさを増しそうだ。

「我々の技術を生かしてタクシー産業にイノベーションを起こす」。
6日に名古屋市で開いた会見。ウーバージャパンでモビリティ事業の責任者を務めるトム・ホワイト氏はこう力を込めた。

ウーバーは兵庫県淡路県民局や淡路島の島内タクシー事業者と実証実験を始めた程度で、本格的なタクシー配車はまだ手掛けていない。
フジタクシーと組んで名古屋で事業を始めるのが第1弾となる。

フジタクシーは名古屋周辺で550台を保有するが、まずは350台が対応。
ウーバーのアプリで呼べるようになる。

当初は自家用車で乗客を有料で運ぶライドシェアで日本参入を試みたウーバーだが、需要を奪われると警戒したタクシー業者の反発などを受けた経緯がある。
ライドシェアは「白タク」扱いとなり原則禁じられらたままだ。
こうした中、ウーバーは2017年秋ごろからタクシー配車での市場開拓を試みてきた。

もっとも、タクシー業界ではウーバーを「敵視」する企業もまだ少なくない。
第1弾の提携先となったフジタクシーの梅村尚史社長は「業界では悪いイメージあったのは事実だが、コンプライアンスの問題がクリアできれば、ウーバーのアプリは革新的。だから提携することにした」と語った。

ウーバーは今後も提携先を増やす考えだが、競争環境は急激に変わっている。
全国タクシーを運営するジャパンタクシーはトヨタ自動車やNTTドコモから出資を受けた。
全国タクシーのダウンロード数は550万以上、対応車両台数は7万台と全国の車両の4分の1を占める規模にまで拡大している。

国際自動車(東京・港)などタクシー5社とソニーも人工知能(AI)技術を使った配車サービスなどを手掛ける新会社を設立。
18年度中にサービスの提供開始を目指している。中国の滴滴出行もソフトバンクとタクシー配車サービスを提供する合弁会社を設立した。

ウーバーのホワイト氏は「我々は世界規模でテクノロジーの人材を集積させている強みがある」と語り、技術力などで差別化を図り、シェアを上げていく考えを示した。
1台のタクシーに目的地が同じ複数人を乗せるサービスなどの展開を検討していくという。
「戦国時代」のタクシー配車の世界で、ウーバーがどう特徴を出すか注目される。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35072570W8A900C1X13000/


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